水没車(MT-03)の救援牽引! 2019.10.19
 なんと、台風19後の影響で、二子新地の諏訪地区は、水没した、、、
雨水の排水が追いつかなかったとか、、、
アパートの下に止めてあったのだが、運悪くエアクリーナーBOXのダクト口まで水位が上がった。
若干坂の途中にあったのだが、、、
そんな訳で、我らのガレージまで牽引となったのである。
し、しかも
27kmの道のり、溝の口から246号線、16号線相模大野まで、、、
過去に、牽引したことがあったので、訳ないだろうと、、、、
なめた、、、、、
 
 

  自動車牽引ロープには、赤いビニール旗がついていた。

しかし、NETで検索すると白い布をぶら下げるとあったので、白いタオルで代用した。

MT-03のリアシートに、アクションカメラが付いているのがおわかりだろうか?
 
  後ろ向きに、これ見よがしに取り付けている。
こんな感じ!



間違っても、自動車で牽引はしてはいけない!

バイクに乗っている人が大怪我もしくは死傷する可能性大でであるから。

そんな事をするなら、バイクレッカーを電話で呼ぼう!
     この画像から、特に難しそうには感じないのだが、、、
たかだか、1本のロープで結ばれているだけではあるが、、、
ロープで結ばれているといえば、夫婦も同じ???
なんだか、夫婦の関係と似たものと例えられるかもしれない、、、。
くっつきすぎても危ないし、急にリードしても危ない。
ましてや、曲がり角、コーナー、上り坂、下り坂、急な操作は絶対禁物!
人生の曲がり角や、コーナー、景気の上下、急な決断や行動は反動がくる。
本当、似ているな、、、、、、
ふとライティング中に、思った、

   牽引される側のMT-03

フロントフォークに取り付けるのが一般的であろう。

でももう少し良い取り付け方があるのでは?とも思うが、、、
 
 牽引する側のVFR800
リアのたんでもバーの根元に巻いてみた。
そこに、リアボックステーを噛ましてあるので少し隙間ができているのでそこに巻いた。
なので、ノーマルのVFR800で最適な取り付け位置かはわからない。

青いダスタは、走行途中で休憩中に、巻いた。
途中で気がついたのだが、ロープの取付フックがリアカウルに当たって削れていたのだ!
あちゃー!
急遽、ダスタを巻いて、キズ防止にした。

 何が難しい?? 何が怖い??
 まず最初に、国道246号線を走るのが怖い!
絶対、昼間の雨の降っていないとき

国道は怖いので、細かい道を行こうかと思ったのだが、次の2点の問題が浮上したのでやめた。
①右左折、ストップ&ゴーが多いので、危険なのと、時間がかかりすぎる。
②片側2車線は無いと、後方からの車両が追い抜き、追い越しができない点。
交通量が多いので怖いのだが、ほぼ真っすぐだし、裏道よりは一定スピードで走れる。
 難しいのは??
まず簡単なのは、一定スピードは走行している時は、難しくない。
それ以外は、全部難しいとみるべきである。

原則、牽引ロープは、常にピンと張った状態が好ましい。
実は、こうすることが結構難しいのである!!

このロープの伸び縮みが運転を難しくしている。
牽引専用のロープであるので、多少の伸び縮はある。
これが無いと、弛んだときに路上に垂れ下がり、もしタイヤで踏んだりしたら超危険である。

それと、ある程度のショック吸収になっていると思う。

要は、牽引車が走り出して、後方の車両に牽引力が伝わる瞬間にショックが伝わるときが危ない。
急に引っ張られる訳だから、、、
そのときに、乗車姿勢が乱れやすくなるので、それを体全身でバランスを取らねばならない。

短距離の場合は、さほどでもないのだが、27kmを国道を1時間少し走るのは、ほんとくたびれる。
ずっと、神経も張り詰めた感じで運転するのだから、、、
神経もすり減るし、常にバランスを取り続けるのだから、、、、
周りの自動車やバイクにも気を払い、、、

すべての動作は丁寧に行う。
クラッチ操作、アクセル操作、ブレーキング操作、ハンドル操作!
急操作は、転倒事故の元!

1時間も牽引すると、どちらのライダーも疲れ切る、、、


牽引側ライダーをA、牽引される側のライダーをBとする。
声をかけるとは、インカムで声をかけるの意味。

Aが発進するときに、Bに声をかける。

スピードが上がってきて、Aがギアをセカンドに入れる前に、声をかける。

ギアをセカンドに入れて、クラッチをつないだ瞬間にショックがBに伝わるので、かまえてもらう。
これは、インカムがあったから分かったことなのだ!

普通、1台で走行している時に、セカンドに入れてクラッチをつないだ瞬間に加速しているとは感じなかったが、微妙にしているのだな!
人間は、体が自然に対応しているんだな!
それに気づいた、、、

たとえ話で、エスカレーターの上りに乗ることは、みんな自然にやっていると思う。
ただ、停止しているエスカレーターを自分の足で登る場合。
最初の1歩目がなんだか怖くないですか?
エスカレーターの動きに合わせて、重心を自然に前方にしているのです。
だから、停止しているエスカレーターの上りはじめは怖いんです。
条件反射なんですかね?
脱線した、、、、

 ブレーキする時は、Aがブレーキを掛けると声をかける。
ストップランプが付いてから、Bがブレーキをかけると遅いのである。
Aに追突しそうになる。

平地直線はそれでいいのだが、、
坂道の下りはBの早めのブレーキが必要!

坂道の上りは、Aがクラッチをミートしてロープがピンと張った状態で、
Bの体制が整ったら、アクセルを開けエンジンを回す、、
でセカンドに入れる前に、Bにに声をかけて、
何をするにも、Bのライダーに声をかけるのが基本。

でないと、急な動作が必要になり、危険!

 本来であれば、牽引などせずにキャリアカー等に積み込んで、運んだほうが安全です。
どうしてもの場合だけに、留めるべきです。
実際にやってみて、安全に行うには以下のことが大事だと思いました。
はっきりいって、見た目より、二輪車同士の牽引は難しいですし、すごく疲れます。


行う場合は、以下の準備が必要です。
用意するもの
1、牽引二輪車
2,牽引二輪車ライダー
3,牽引される側車両のライダー
4,牽引ロープ
   理由
 1、牽引二輪車 牽引されるバイクより
排気量&馬力&車両重量が大きなバイクが最適。
 馬力がないと、坂道等で力不足になる。
排気量がないと、エンジンとクラッチを酷使するのでバイクに良くない。

 2,牽引二輪車ライダ  経験豊かなライダーであること。
牽引される側のライダーよりも経験豊富で、リードして牽引する必要がある。
 3,牽引される側車両のライダー  そのバイクの所有者が基本であるが、免許取り立ての初心者は危険。
引っ張られる側のライダーも、テクニックが必要である。


 4,牽引ロープ  ちやんとした牽引ロープで行うこと。
白いタオル(ロープの間にぶら下げる)今回は、自動車用の耐荷重2tonまでのものを使用。
安全第一であるし、もし走行中に切れたらはねて危険である。

 <安全に牽引をする為のプラスアルファの準備>

今回、中距離牽引を安全に行うために、以下の準備をした。

インカム
リアに取り付ける看板用意!
リアにつけるアクションカメラ用意!(ドラレコがわり)
安全ベスト(反射型)

とりあえず、考えられることは一通りやってみた。
  インカム
 これがあるのと無いのでは大違い。息を合わせて牽引するには必須だと思う。 実はこれがあっても完全に息を合わせるのが難しい。
インカムが無いと、ちと恐ろしい、、
 リアに取り付ける看板用意!  国道を、最大40kmで走行する訳だから、周りに交通に迷惑をかけるので、注意喚起をする。

 リアにつけるアクションカメラ用意!  牽引時に煽られたりしたら、かなり危険である。
そのため、ドラレコがわりに、アクションカメラをリアシートに露骨に目立つように取り付ける。
 安全ベスト(反射型)  安全の為、牽引される側のライダーが目立つ様に、安全ベストを着てもらった。 白バイが着ている様なV型のあれ風のやつだ!

※注意!>
どうしても、牽引するならという事であり、あまりオススメはしません。
やっぱり危ないからである。

牽引される場合は、
 十分に準備と十分な安全確認と、
 前後のライダーとの合図、
 声掛けをしながら行ってください。

後は、各自の自己責任でお願いします。