● VFR800/RC46-2 ジェネレーターの点検! 2020.5.30  
 VFR800で、ありがちな故障!
それは、30000キロ前後で、コイルが焼けてダメになる故障!
ほっておくと、レギュレートレクチファイヤもダメになってしまう。
人間と同じく、早期発見が望ましい。

先日、バッテリーがダメになって交換した。
充電システムが壊れたかどうか?も疑ったが、単純にバッテリーの寿命だったみたいだ。

ま、念の為、ジェネレーターコイルが正常化どうかは、健康診断として行っておいたほうがいい。

そんな訳で、重い腰を上げて右カウルばらしをした。ノーマルのVFR800と違って、白バイtypeフロントバンパーを取付けているので、より面倒なのである。 で、使った工具が左の画像の通り、、。
   まず、右側のフロントバンパーを外す。
ただ、完全に右カウルを取り外しは行わない。
ACジェネレーターのコネクターを触れるぐらいの隙間をつくればいいんだ。

   拡大画像
   コネクターを外してみた。

コネクター全体を覆っている透明のカバーには、
茶色く焼け焦げた色が付いていた。
これはやばい、コイルがダメになりかかっているのでは? と思い、接続部分のいコネクターを外してみた。
ん?
   ん、コネクター自体は特に熱くなって焼けたあとがない。
熱による変形もしていない。

ん?なぜだろう?
そうだ、前のオーナーが、新しくコイルを交換したのではないかと思える。

で、ついでに、テスターにて、3つの黄端子間で、抵抗値の測定を行った。
標準時(0.1~1.0Ω)

最初の測定時には、ショートしていたり、抵抗値が大きく表示されたり、、、
おかしな状態がテスターに表示された。
あれもしかしたら、コイルは死んでいるのかと思った。 あまりに不安定なので、テスターの電池を交換してみた。
そして、再測定!
各端子間、0.1Ωを示していた。
許容範囲である。
また、各端子とフレームアース間に導通が無いことも確認した。
正常である。
よかった、、、
   よく、清掃して、接点復活剤をスプレーして、コネクターを接続した。

ま、これぐらいでいいだろう。
   測定に使用したテスター

抵抗値の測定には、内部の電力がいるのだ。
そう、中に入っている電池が死んでいては正しく測れないのだ。

テスターが不安定な時は、電池を新品に替えてみるのが鉄則。

案の定、測定に不安定さがなくなった。

単三電池1本使っているのだ!

   次回は、車体の左側にあるコイルのやけ具合を見たいと思う、、、、。