<N-one試乗辛口評価>
バイク&車は食わずぎらいはないユーザーの辛口評価!  2014.7.3
 モビリオの修理時に、代車として貸してもらった気になってたN-oneのインプレッション!
ほんの数十分の試乗ではなく、2日間の試乗記なので、本当のところがわかるのではないか?

ディラーでのる試乗とは違う。
ディラー試乗では、さわりしかわからない。
やっぱり高速道路系まで走らないと、全体像がみえてこないだろう。
今回は、一般道から国道、東名高速などを走行している。

車両は、約500km走行の新車レベル。

  ●デザイン
 見た目は、カエル君だな!黄緑だと、アマガエル!
意外と似合う色だったりして!
そこまでやっちゃうのもありだな!

黒色だからよけいのっぺり感があるのか?
でも、黒の方が軽感がなくてよい、、、。


最近の軽自動車とくらべている分にはあまりかんじないのだが、一昔前の車、例えばミラ・ジーノとかと比べるとなんか、突飛なデザインに思えてしまう。
見慣れればなんてことないんだろうけど、、、
30年ぐらい前に、ホンダのN360を代車で1週間ぐらい乗っていたことがある。なんと空冷2気筒エンジンであった。
N-oneのデザインの源流であろう。N-BOXとかN-WGNのデザインの方が保守的で好き!
ボンネットの開閉口のすきまが大きく、何回か、ちゃんと閉まっていないのではと確認したりした。デザイン上のことなんだが、ちょっと安心感がほしい。
   ●エンジンスタート
今流行のキーレスエントリー!
STARTボタンでエンジン始動!
使い慣れると、これ便利だな!
これからはこの流れだろう。

こういった装備は、確か初代プリウスからだったと思われるが、、

●走行フィール、、
スタート時にハーフアクセルにするだけで、ターボが効き始める。
特有のターボ音が割りと派手目に聞こえる。
ターボ音以外は、騒がしい音で官能的ではないので音を楽しめない。
バイクや車でスポーツカー等は、エンジンのエキゾーストや
ヴァルブ音などもチューニングされているが、こいつは実用度優先らしい。

ま、低速域からターボが効いてくるので走りやすい。

(SKYLINEの鉄仮面なんかは、中高速からターボがきいてきてどっかんターボだった。 これは刺激的なのだがコントロールがシビアで危険なのだ。)

軽自動車に思えない加速である。しかも実燃費16kmぐらいが平均との事。

実際はキビキビ運転(いつもシグナルスタートは、TOPスタート)で、燃費12.4kmだった。

やっぱり総排気量ではなくて、燃焼させた(使った)燃料の量によってパワーが変わるのだ! なので、フルパワー走行をすれば、エンジンに叩き込んだガソリンの量に合わせて燃費は悪くなる。
軽だからといって、いつもフルパワーで走ると、燃費が悪くなるのだ。

ただ、このN-oneはターボを効かせたフルパワーで走ると楽しい! 
のが玉にキズ!?
表裏一体だな!
ま、維持費が安いので、よしとするか?
いや、オイルメンテテナンスだけは、小型ターボだからシビアにすべきである。
※約100km走行テストは、国道16号&246&環状8号線&東名高速を利用。
  ●エンジンルーム
エンジンルームは、ぎっしり詰まっていてインタークーラーに導いているダクトの口がぽっかり空いている。アミもなにも無い、、、

DOHC4バルブ3気筒エンジン
ロングストロークでトルク型
 

もうちょっと、いいサウンドを発してほしいのだが、、それは贅沢なのか?
 

  ●ハンドリング
チョコチョコ機敏に走るには良い。
ただ、ハンドルはセンターあたりで、若干軽すぎる。
100km程度でも軽くて、路面振動で腕とともにハンドルが多少動いてしまい安定性が少し弱い。

上下に角度はかえられるが、ハンドルが若干遠い気がした。

サスはホンダ車系の固めでロールしにくいものであった。
この方が走りやすいし好みである。

また、画像ではわからないがパドルシフトがハンドルの裏側についている。自分的にはいらないと思ったのだが、エンジンブレーキをかけたい時に使える。
左側のパドルがシフトダウンだ!
より強くかけたい時は、左パドルを2回操作する。
そうすると、メーター内にギア数(CVTだから正確にはギアはないのだが、ま目安だな、)が表示される。
ブレーキだけに負荷をかけない様に、エンジンブレーキも使うのが正解! ただ新開発のCVTだったりすると耐久性の問題もあるから一概にいえないが、、

昔で言う、ボーイズレーサー系、
最近では、ヨーロッパ車系に近いイメージかな?


    メータパネルは、仕切りで3分割されているが、自分的には好きではない。
視聴性的見地からいうとオーソドックスな2眼メータでいいと思うのはじぶんだけか?
スピードメーター以外は見にくい!
タコメーターはおまけみたい。スポーティな走りができるんだから、メーターもスポーティにしてほしかった。HONDAは得意なはずだが?
奇をてらったり、先進的だと、時間の経過とともに
早く古くなりチープ感が漂ってしまうのだ。
昔でいうと、デジタルスピードメーター等は、最たるものだ!
マンマシンインターフェースは、シンプルで飽きが来なくて
実用性が高いのが一番である。
 

見た目は小さいが(実際に小さいが、、)乗り込んでみると、
車内が広い!
軽自動車とは思えない広さ!
リアシートの足元空間の広さ空間は、モビリオよりすごく広い!
そのかわり、リアのトランクスペースは申し訳程度にしかないが、、、
176cmの身長の自分でも、狭い感じはしない。

人の空間を再優先した設計なっている。

内装の品質も高く、チープ感が感じられない。
軽に乗っている事を忘れてしまう。

センターの肘掛けは、大きくて良い。
ただ、使用しないときに跳ね上げると、後部座席へのアクセスが悪い。
要は後部座席に置いてある物がとれないのだ。 
  ●ライト
HIDは明るいが、若干黄色い感じがするので、
もう少し白色系でもよかった気がする。

車幅灯は、流行りのヘッドライトの周りが点灯、イカリング風!
画像ではスモールランプ点灯時を撮影したものだが、わかりにくい、、
(撮影の仕方が悪いから、、)

なかなか立体感があるヘッドライトの中身構造である。
この立体感をフロントまわりのデザインにも反映(影響?)されていれば
のっぺり感は減った様に思うのだが、、
ヘットライトはガラス製?
樹脂感がなかったのでそう思ったが
最近のはそれぐらい質感が上がったのか?
もし本当なら、いいことだ!
経年劣化で、かならずといっていいほど、
レンズカバーが黄色くなったり白くなったり
する車が多いからだ、、
生産上と、安全上のことから樹脂製がおおいのかもしれないが、
走行上の性能的にはガラス製の方が透明感がいいのだ!
 
    ●バック
車庫入れ時にカーナビ液晶部分が、バックカメラになる。
便利なものだが、これに慣れると、
他車で苦労しそうなので慣れたくないと思った。

物はなんでも慣れすぎると、無くてはならないものになる。
携帯電話もそう、パソコンもそう、、
そうやって周りに物が増えてくる、、、、
    ■総論
確かに、昔の軽とは違う!
運転している時は軽を感じさせない。
しかし、よく割り込まれたり、クラクションをならして見るとそれを感じる。
クラクションはコストダウンか交換を前提としているのか
チープな音でピーという感じ。
そく交換されたし。

パワーが無くて、ストレスを感じたりすることはない。
エアコンをONしていても、さほどパワーダウンを感じないのは立派!

近距離をキビキビ走るならOK!
高速道路等で長距離は?である。
機敏に反応するエンジンとハンドルでは逆に、疲れてしまうのではという感想。


●改造計画案
クラクションは即交換、交換前提にしているかんじもあるが、、、
タイヤとホィールも交換だな。もっと太くして安定感をだす。

エンジンの吹き上がり音はなんとかしたいものだ。
●まとめ
という訳で、欲しくなったが、、、
また修理上がりのモビリオに乗ってみると、

N-oneと比較して遅いが、安定感がある、あせくせ操作して走らなくてもいい。
N-oneの様に前に割り込まれないし、後ろにぴったり接近されない。
やはり車格というものには勝てないのだ。

セカンドカーとしてなら欲しいが、現在のモビリオを下取りにしてファーストカーには、躊躇しちゃう!

車を所有してないユーザーで、悩んでいるなら買いだな!!
カーマニア&バイクマニアの私はおすすめする。
デザインが気にいるなら、楽しい車だからね、、、