2021.9.19  ファンベルト(コンプレッサーベルト)&アイドルプーリー交換!
   NETでググってみると、割と簡単と書かれていることが多い。
今まで、10万キロまで乗った車は一度も無い。
だからファンベルトの交換などは経験したことがなかった。
だから、やってみたかったのだ!

10万キロは、ファンベルトの交換時期だという。
先日、猛暑時にエンジンスタートして、すぐエアコン入れたら、キュルという音が一瞬したのでそろそろかな?と思ってはいた。

    このベルトが切れたら、
1,エアコン冷えなくなってしまうし。
2,冷却水のポンプの止まってオーバーヒートしてしまう。
3,ACジェネレーターでバッテリーへの充電も止まってしまう。

1は我慢できるとして(いや今年の猛暑ではだめか?)、2と3は致命的である。
さほど高い部品ではないので、早いうちに交換したいと思っていた。


画像


 ①ACジェネレーター取付けボルト
 ②ACジェネレーター位置決ボルト
    エンジンオイルみたいに、しょっちゅう交換するものではないから、部品は品質の安定した純正を発注した。 
いや、安くて品質の低いベルト手に入れて、再度交換、いやトラブルに見舞われる事はさけたかったのだ。
5本のリブベルトである。

   ファンベルトを記載しているが、部品リストには「コンプレッサーベルト」となっている。
そりゃそうだ、ファンは電動だから関係ないのだ!
また、記事記載上、短いのでファンベルトと以下記載する。

 

< 前半 >
まずは、ジャッキアップする前に、
1,ACジェネレーターのボルト2本をかるく緩めておく。
   はじめはかたいのので、CRC556を吹き付けて、ゆるみやすくさせておいた。
   それでも固いので、トルクレンチを使用した。一発!
2,アイドルプーリーの取付けボルト1本もかるく緩めておく。
3,右前前輪ジャッキアップ!、馬をかます。安全対策1
4,外したタイヤ&ホィールは、運転席側のドアに下に横たえる。安全対策2
5,右下のアンダーカバーを外す。 プラネジ3箇所。
6,ACジェネレーターのボルト2本を完全に緩める。
7,ACジェネレーターをベルトが緩む方向にスライド!
   ベルトが外れるぐらいまでスライドさせる。これは苦労した。
8,ベルトを外す。
  リブがついてないプーリーは、
  アイドルプーリーかウォータポンププーリのどちらかである。
  ベルトを横にずらして外せやすい、

8,アイドルプーリーを外す。
   次に、先にベルトをセットしてから、あとからアイドルプーリーを取り付けると楽かな? と思いやってみたが無理!
 ま、その原因に、ACジェネレーターが端までスライドしていないことが原因だとは思う。
しかし、この手順はやめたほうがよかろう。
できたとしても、アイドルプーリー取り付けネジのネジ山をかじる可能性が高い。
ネジ山を壊したら、アイドルプーリーは取り付けられなくなる。
これでは、修理でなく壊していることになるから危険!

  < 後半 > 

9,新品アイドルプーリーの取付。
 で、ベルトを取付けるまえに、新品アイドルプーリーを取り付けた。
 分けなく取付完了。

10、次に新品ベルトの組み込み前作業
  これがやっかい。

  ACジェネレーターが完全に端までスライドしてないと、ベルトが入らない。
 新品ベルトだがら、短い(伸びていない)のだな?!
 
 

 何が大変だったかというと、
ACジェネレーターのボルト2本を完全に緩めたのだが、スライドしなく
ベルトは張ったままで緩まなかった。
プラスチックハンマーで叩いても無理。
あまり強く叩いて、ACジェネレーターを凹ましてもまずい。
何よりエンジンルームは狭いのでそんなに勢いをつけるほど、振り下ろせない。

あの手この手を考えて、最終的に
木片と鉄バイプで、てこの原理でしのいだ。
といっても、かなり体重を全力で何回もかけて、スライドした。
これは、疲れた。 こんなにしないとスライドしないものかと、

ACジェネレーターは、完全に端までスライドしないと、ベルトは組み込むことができなかったから仕方ない。

   11,ようやくベルト組み込み

エンジンルーム側からベルトをおろして落ちてしなわないようACジェネレータープーリーにかける。

次に、右前輪部から潜って、アイドルプーリ、クランクプーリーとACコンプレッサープーリにかける。

そして、最後にウォータポンププーリー
ACジェネレータープーリー側からと、ACコンプレッサープーリ側からベルトを、ウォータポンププーリーに横からスライドしていきながらはめる。

これが出来ない場合は、ACジェネレーターの位置が完全に端までスライドしていないという事だ!
   12,ベルトの張りを調整
 緩めるときは苦労したが、張るときはボルトを締め込んでいけば言い訳だから簡単。

 ただ、どこまで締め込んでベルトを張ればいいのかがよくわからない。

 張ったつもりで、試しにエンジンをかけると、ベルトが滑っている音がする。
 で、また、張る! 数回繰り返して、完了!
 手で押しても、交換前と同じ位の張りにはなった。

   翌日、出かけてエアコンONしたら、ファンベルトからすごい音!
そう滑っているのだ!!
慌てて家にもどって、ベルトの張りを強くしたのだ。
多分新しいベルトは、山が大きいので各プーリーに食い込んでいなかったのだなあ?
と推測。
また、張るボルトを締め込んでいったのだが、やっぱり古いベルトが付いていた時よりは、
引きは少ない。 引く量(締め込む量)同じ位置にはならなかった。
まあ、また音がしたら締めればいいだけ。

  < ベルトの状態 >
古いベルトは、両サイドささくれて、糸状のものが2本出ていた。
接地面の5本の山は、2箇所ヒビがはいっていた。
やはり、経年劣化しているのはあきらかだった。

交換してから、こんな小さいパーツで、
エンジンの回転数に合わせて補機類を回しているのだなあ?!と感心した。
あんまり回転数を上げると、こいつが我慢して、耐えているのだなあと! 
交換後は、ピストンが上下しているだけでなく、ベルトが回転に合わせて回っているのだなぁと意識できる様になった。
自分的には、やってよかった、より車の構造がわかった。
電気自動車になったらこんな事なくなるのか?
いや、補機ベルトはある様なきがする、、、


その後は、快適にマイカーライフを楽しんでいる。
当分ベルト切れは発生しないから、精神安定上とてもよい!