<純正HID(キセノン)の考察> 2013.2月
 上記は、社外HIDの取付を書いてきた訳だが、
メーカー純正のHIDシステムはどうなっているかと興味が湧いてきた。

通常大半の社外品のHIDシステムは、上記の様にバーナーの後方ソケットの中に
仕組まれたソレノイド(磁石)により前後にスライドする。

(高級版として片側、2個のバーナーがsetになったものもあるが高い。)
それにより、光源点を前後にずらす事により、HiLoビームの切り分けをしている。

ただし、車種ごとの移動量等は考慮されていない。
(たぶん、ハロゲン球のHiLoビームの光源位置と同じ位置にくる様にしていると思われる。しかし、精度の問題と耐久性の問題もある。)

この事が、光軸がきちんとでない事になっているようだ!
純正パーツリストで確認すると、ハロゲン、HIDもリフレクターを共通しているのだから!

メーカーでは、HIDのことをディスチャージヘッドライトと言っているが、ここでは略してHIDとする。

さて、純正のHIDは、バーナー自体が前後する訳ではなく、

フードを作動させて
リフレクターへの入射範囲を変化させる事で切り替えてる。  フードとは、通常シェード(遮光板)といわれているもの。
それをソレノイドで下に下げてHiビームとしている。
なるほど、バーナーをうごかすのでは無く、壊れにくいフードを移動させている。
やはりメーカーはちゃんと考えてるな!

図があればわかりやすいんだけど、、


  んで、純正のHIDライトごと交換する(これ結構手間)と、良いかと思ったのだが、なんと純正バーナー1個が約1万5千円するとのこと。
これでは、社外のHIDシステムが1セット買えてしまう、、。

しかも、純正バーナーは35Wの出力なのだ!
パワー不足で、後々55Wに交換するなら、初めから社外品がいいということだな!

どうすべきか?

現状では、純正は高額の為、あまりお薦めできない。
ヤフオクで多数、ヘッドライトユニットが出品されているが、そんな訳で落札されない訳か、、。

ま、たいてい、ステーの一部や割れがあったりするものが大半だけど、、
そんなものは、売れないだろーに!
 
  その後、またまた純正HIDヘッドライト交換検討! 2015.6.20
 上記のHIDキットのバラストが故障したので、新しくHIDキットを購入するか、またまた純正HIDヘッドライト交換するか再検討に入る!

ヤフオクでは、純正HIDヘッドライト左右で5000から12000円ぐらいで
出品されている。
これぐらい安いと検討の余地はあるが、、

し、しかしだ!、、、、、、

純正HIDヘッドライト本体交換検討

・メリット
 バラストが純正品の為、品質がいい。

・デメリット
 35Wのバーナーしか交換できない。バラストが55Wに対応してない。

 バーナー交換が大変。 ヘッドライト本体、バンパーを取り外すか、
 前輪を外しタイヤハウスカバーを取り外して交換する。


・結局:35Wのバーナーしか社外品を使えない。
   それぐらいの改造しかできない、しないのなら買い!

   それ以上を望むなら、ヘッドライト本体は買わないで
   社外品のHIDセットを買うほうが、取付が楽だし、55Wを
   選べる!

   55Wにするには、バラストのセットで買うしか無い

   となると、ヘッドライト本体+社外品セットを買うことになり
   コスト的にも高い、、、、

純正HIDヘッドライト本体左右中古品 5000~12000円

35Wバーナー、左右 新品3000~6000円(中華製)

手間: ヘッドライト本体交換の為、バンパー等のフロント周りを分解しなければ
    ならない。
    後日、バーナーを交換するときも、社外品のHIDキットのバーナーを
    交換する時よりも手間がかかる!

  検討結果
  やっぱり、純正バラストの為だけに、ヘッドライトまで交換するのは
  デメリットが多すぎる感じがする。

毎回、新しく社外品のHIDキットを購入する時に純正HIDヘッドライト購入を
検討するのだが、買わない判断になっている。
 なので、ヤフオクのHIDヘッドライトはあまり動きがないのだなー
補修ようとしてしか売れないな-