アーケードレーザーディスクゲーム「サンダーストーム」「ロードブラスター」
 開発こぼれ話!
 <サンダーストーム>
実は、ゲーム中に表示されている、照準「ロックマーク」は、デバック様に使われていたものである。
レーザーディスクのゲームだから、フレームNoというのが一つの画面に番号が振られている。
 どの画面のどの位置にどのくらいの大きさの敵がいるかのデーターを、全ての画面分作成しなければならない。

 そのデーターを作成する時に、使用したのがこの照準いやロックマークなのだ!

画面上のHit-checkに、XYポジションの基点(大体画面に向かって左下かな?)からの距離、そしてX方向の幅、Y方向の縦方向のデータを持っていた。

当時の映画「ブルーサンダー」の影響を受けていた!
当時のレーザーディスクゲームでココまで描きこんだ動画を起用したものはなかった為、大ヒットとなった!

背景動画(背景が動画で動く)は当時非常に珍しかった!
映像との連動したシューティングゲームとしては出来が良かったのではないかと思う。
  <ロードブラスター>
これは、サンダーストームのヘリコプターが車になった!
当時、「マッドマックス」が流行っていたっけ!
ちと、ターボボタンがあったけど無理があったな!!
まあ、システムは基本同じだった。 
  サンダーストームも、ロードブラスターもアニメを見ているだけでも楽しかった。
どちらも背景動画という手法を取り入れ、非常に手間隙がかかっている。
一般的には、1枚の大きな背景を描いて、その上でパン(移動)することで使うのが普通。
よくアニメでは、同じパタンの繰り返しで表現することが多い。
それでは単調なので、ある程度の共通パタンはもっが、基本新しい背景セルの作成をお願いした。

しかも、サンダーストームは、ヘリコプターの揺れを表現する為に撮影カメラを揺らしている。
これには、アニメーターさんも閉口した。
でも揺らさないと、空中浮遊感がでない為、譲らなかった、、、。
ま、ヘリの浮遊感かどうかはわからないが、浮いてる感じはでた。