★鉄道模型のウェザリングの極意 ウェザリング(weathering)
 基本、鉄道車両は、惜しげも無く絶対ウエザリングする派

リアル感が増す! 
そのままだと模型模型してるし、なんせ、おもちゃぽい!


ほぼ、走行させない!  しても動作確認だけ!

ジオラマは複数所有しているが、エンドレスのレイアウトは持ってない。
というか、そんな大きのを製作しても置き場がない!
 

新水性カラー アクリジョン   GSIクレオスが水性ホビーカラーとは別の新水性塗料発表
 蒸気機関車
< Nゲージ鉄道模型のSLのウェザリングするしないの基準は?>
購入したての新品を、ケースから取り出し、
照明をあてて(夜間で室内照明)光の反射具合を見る。

大抵、前照灯、ロッド類、動輪、前輪、足回り系、連結器開放棒、ボイラーの手すり、
細い各種パイプ類等
細かいパーツは、弾性をもたせる為にゴム系樹脂が含まれている。
これが、光沢感を出す。
まず、そこからウエザリングを行う。


最低限にするには、光があまり反射していないボイラー等は何もしないというのもあり!
最近の車両は、基本的に主なボディ部分は、半つや消し表現の梨地)細かいツブツブ状)になっている。
それ以外の部分のみ、ウエザリング塗装をする。

 kato系SLの場合
 光沢のある部分はどこだ?
  前照灯、連結器、スノープロウ、動輪の黒い部分、キャブ下の代車、車両の細いパイプパーツ系
  たぶんこのあたりのパーツは破損しにくい様に、ゴム系材料が含まれているので光沢がるのかと?
金属系パーツ
 クランク棒、テンダーの代車のスキマから見える集電パーツ
 クロスヘッド
 ライト系のレンズ部分
 ナンバープレート
 光りすぎ、、。

<塗り分け> 
1,クロスヘッド(最初に、シルバー系でプラ感をなくす、その後、薄つや消し黒系で)
2,ロッド類(最初に、鈍いシルバー系を塗装し、薄つや消し黒系で)
3,動輪を含む、足回り系(スス汚れ系)細かくやるなら、ブレーキシューは後でサビ茶系で)
4,ボイラーの金配線、安全弁、汽笛類(薄スス系)
5,ボイラー&テンダー系
 (スス系)
,ナンバー&キャブの側面系 (薄スス系)
7,その他、電気系(模型本来の電力供給用金属など) 
   キャブとテンダーの連結部の金属パーツが金色に輝いている部分。
   動輪や、台車のスキマから見える金属パーツは、金色系をしている事が多いので、すごく目立つ!
   これは塗りつぶすのだが、車両の電力供給に支障があってはならないから気を使う部分だ!

   まだ研究の余地があるのはロッド類部分だな。
足回りは神経を特に使う。 スムーズに動かなくなったら困るからである。


  塗料は、多種多様なものを使用!
もう自分オリジナル調合しているので、説明できない、、、

うすめ液、混合比等、、その都度調整、、、
最近は水性塗料が取扱が容易の為、よく使うようになってきた。

筆も毎回完全に洗浄せずに使っているので、色々な色が混ざり深みが出ている。
(ま、手抜きだけど、、、)
もう長年の感覚的なものなのだ!


ラーメン屋の、継ぎ足しスープ的感覚かもしれない、、、(笑)

 細かいパーツを塗るので、筆塗料が細かく跳ねる!
その為、作業台の下には大きな紙を敷いた方がよい。


 ボディウエザリング強さ
レベル1: 
 プラの反射を無くすための、かなり薄めのウエザリングである。
 ただし薄いことによる、塗料のノリが悪くなる。
 軽めのウエザリングなので、万人受けするとおもう。
 初心者は、このレベルから試したほうがいい。
 あとから、2とか3に移行できるので。

 ただ水性塗料の場合、模型に多少のっている油分で、弾く事が多い。→ まだらになる、、
 濃度を濃い目にすれば良いのだが、いきなり濃く塗るのはおすすめではない、、、
 修正がきかないからである。
 手間ではあるが複数回塗る事が必要である。

 車のプラモデルのボディをスプレー塗装する前に、ボディパーツを食器用洗剤で洗ってから、
 コンパウンパウンドをかけるのはまさにそれ!

レベル2
 少し薄めのウエザリングで、レベル1よりは濃い。
 塗料のノリもよく、塗った面も分かりやすい。
 ただし、ハケ刷塗りの後がわかりやすく、筆の太さを何種類か使い分けた方がいい。

レベル3
 特に塗料を薄めずに行う方法だがおすすめはしない。
 というか、レベル2の薄さで、複数回重ね塗りをするのが良い。
 これで、本物の蒸気機関車のボイラーを再塗装した感じがでる。

 どのレベルにせよ、黒い機関車にウエザリングするのだから、塗り忘れはどこかに必ずでるので、注意。

何回も塗装後に確認が必要!
もちろん、照明で明るくして作業を行う事。

ま、
基本2回塗りだな!

あとで眺めていて、抜けがあると、げんなりする。

最後に
ドライブラシでサビをかけたりもする。
もっと緻密にやるなら、部分的に油系風に塗装するとか、、、

■ほこりを取るには?!

 また強く、ウエザリングするほど、ホコリがつきやすくなる。
蒸気機関車にホコリがつくと、ほんの少しでれば
カメラ用ブロアで飛ばせばいいんだが、
スプレー缶のブロアでやってはダメ!
細かいパーツが取れて飛んでいってしまう!
(過去経験あり)

 それ以上の場合は、
 
良質のやわらかい未使用筆で、ボディを履く様にホコリをとる。
 おすすめは、女性の化粧用の先が丸まっている顔用筆がよい。

最近の車両は、パイピング類も精巧にできていて、細かい部品が多いので、気をつけること。


 <ウェザリングうんちく>
<ウェザリング蒸機の取扱>
弱めでC62なんかはウェザリングする。
 旅客用、貨物用でウエザリングの度合いは変えるのた!
 
旅客用は弱め、貨物用は強めで! 

塗装後の取扱なのだが、塗装する前よりも注意が必要である!
ほぼつや消し色になる為、直接手で触ると、指紋がつく場合がある。
とくによくつかむ部分に、テンダ部分に思い切り指紋が付いた事がある。
これはげっそりする。
 
 また、パウダー系のウェザリング素材を使う場合は、こすりつけているだけだから、脱落に注意。

後で、拭いたりするが取れない場合は再塗装となる。
なので、できれば白い薄手の手袋をして触ると良い。
手袋をしない場合は、ランボードあたりをつかむのが良いかと思うが落とさない様に注意が必要!


<ウェザリング経験>
実は、モデラー歴30年以上なのだ、、、
プラモデルは最近でこそ、買わなくなったが、、、、
気に入れば、まったく同じ車のプラモメーカー違いのを3~4箱買って
 2個1(にこいち)、3個1(さんこいち)にしたり、
 ミリタリー系の車両のウェザリング等をやってきていた。
 

細部を浮き立たせる墨入れはあたりまえの様にやっていた。
これは模型には必須の塗装と思う!
 
プラモデル以外の模型もすべて、良くなると思えば、躊躇なしに行った。
実際には失敗も数多く経験したが、、、、

実は、ストラクチャーにもウェザリングを施している。
これもそのうち公開しよう!、、、。

とにかく、塗装でよりリアルになるならなんでも塗装してしまった!!

最後に挑戦したのが、鉄道模型という訳!
同じ、手法だと、ウェザリングがオーバーになってしまいリアル感をだすために
やってるのに逆になったりと、失敗した鉄道車両もたくさんあった、、、。
 
塗装の究極はエアブラシなのだが、Nゲージ車両のウエザリングでは使わなくてもいけるかな、、
逆にスプレー系は、マスキングが大変なので、使わない方がいいかも?
スプレーは基本的にウェザリングでは使わない。
 
調合できないから、、、
HOゲージなら、使いたくなるかも? エアブラシ!
客車の屋根系は、エアブラシがいいかもしれないが、主役は機関車だろうな!

Nゲージ車両は、1/150と小さいので、
派手なウエザリングを行うと、逆に模型感がですぎて最悪になる。
実際、何両か失敗した経験がある、、。 
リカバリはきかなった、廃車両の様になってしまった、、、。

かなり気を使って行わねばならない。

最初は、鉄道模型ではなくて、他のプラモデルのウエザリングから練習すると良い。
 
  必ず、最初は色を薄めて行う事
薄ければ何度も塗れば濃くなるし、深みがでる。
初めから濃い目で塗装すると、修正が効きにくい。
高価な鉄道模型である。
失敗はできるだけ避けたい。
慎重に行くのが吉である。

水性塗料が扱い易いのだが、薄めすぎると表面のノリが悪くなる
要は、はじくという事。
少し洗剤を入れると、
表面張力がなくなり粒状にはならない様だ。

 塗料は、出来るだけ薄めて使う

<もうひとつの技>
もう一手間かける!
塗ったままだと、ただの模型としての汚れにしか見えない場合がある!

実車に見えるのとは程遠い、、、。
じゃーどうするか?

そう、
磨くのである!
拭き残しをして、、、実車風に、、、
そうすると、あれよあれよと、本物ぽくなる。
そんなに強く拭いてはダメだけど、軽く!
 

最近の鉄道模型の表面には、油分が残っている事も多いので、塗装して乾いた後、
綿棒でこすると、ある程度拭き取れる事がある。
これは、実車で磨いた感じにもなるし、使える技である。

 SLがウエザリングでリアルになったら、次は客車だろう!
しかし、まえから思っていたのだが、客車の模型の屋根の色なんだけど、、、
グレー系であるが、実物とはほど遠い、、、 な、なぜだ? という事で今頃ググッてみた!
客車の屋根の色は??  
 そうなんだ、確かにざらつていた! 砂をまいているのか?
客車の屋根は、鋼板製と、キャンバス屋根の2種類あるんだな!
コールタールを塗った上に麻のクロスを貼重ね、砂を撒いた防水仕上げなんだ!?
それで、ざらっいているんだな、、、

ローカルな雰囲気をだすには、キャンバス屋根仕上げがいいな!
大井川鐡道の客車もそうであったから、、、


 <蒸機模型を撮影>
 でも、本当、鉄道模型の蒸機を撮影するのは、大変である、、
ヤフオク出品で蒸気機関車の鉄道模型の画像を見ればよくわかる。 
みんな苦労している、、、
本物も難しいが、、、

 自分は、数十枚撮影した中から1枚を選択している。
だいたい平均すると、1枚採用するのに10枚は撮影している、、、

もちろん、ライテイングも気にしたり、ちりやほこりもハッキリ写り込むので何度もやりなおし!

 迫力を出すには、車両を斜め45度方向になる。
そうすると、どこにピントを合わせて撮影するかだ!
実際は、車両の頭に合わせて、
絞りを大にして撮影する(模型車両全体にピントがあう)
そうすると、チリやホコリがよく写る
様になる、、
その場合、先出のホコリを取るの項目参照!

三脚は必須! シャッタースピードが遅い場合は、タイマー撮影!
 
カメラに搭載しているフラッシュ等は一切使わない!

本当、好きじゃないとできないな、、、面倒すぎて、、、、
 
  割りと簡単なのは、真横とか真正面とか、奥行きのない方向だとピンぼけしにくくなる。

大体、真っ黒い被写体と、真っ白い被写体は難しい事がわかってくる、、
 
 たまに、ウエザリングしたSLを見飽きたら、ヤフオクに出品したりしてます!
大抵、SLは同じ物を2~5両購入し、色々なバージョンを制作しています。